立ちっぱなしの時間も多く、成人男性も含めてベッドの上で過ごす患者の体勢転換や着替えなどのサポートを中腰で行わなければならない看護師の腰には大きな負担がかかっています。この他に、自力で歩行できない方を車椅子に乗せたり逆に車椅子からベッドに持ち上げたりということも頻繁にあります。
こうして腰痛は看護師の職業病ともいえるほど一般的な悩みになっているのですが、まあ腰痛くらいと気軽に考える方も多いので注意が必要です。まず腰痛は一度酷くやってしまうと癖になり再発しやすくなってしまいます。そして程度の重い腰痛は歩行すら困難にしてしまうので仕事はおろか日常生活もままなりません。そして、そのダメージの蓄積は年齢が上がって高齢者となった時に爆発します。仕事を定年で退職し、第2の人生を楽しもうというタイミングで腰痛によって歩行が困難になってしまってはたまりません。特に最近は元気に過ごされる高齢者の方も多いので、そんな中自分だけが歩行に不自由を抱えてしまったり、寝たきりになってしまってはとても惨めで辛いと思います。
腰痛の予防をするためにポイントはいくつかありますが、まず靴やソックスは自分に合ったものを使いましょう。特に靴は重要で、足に合っていない靴の利用は腰だけではなく膝まで痛めてしまうことがあります。ソックスに関してはドラッグストアなどで腰痛防止機能のついたソックスが売っています。また仕事中に履くナースシューズも以前と異なり幅が広くなりました。スニーカータイプなどもあるので自分の身体に合うものを探すと良いでしょう。
一度腰痛を患ってしまった場合、その治療には専用ベルトやコルセットが用いられます。そしてこれらのベルトやコルセットは予防にも効果的です。既に腰に違和感を感じる場合や、仕事の中で腰への負担が大きい自覚があるのであれば業務中だけでも使った方が良いでしょう。なお女性が使う場合はデザインにも気を使われるでしょうが、こちらのコルセットミュージアムのベルトやコルセットはデザイン的にもすっきりしており違和感も無いのでお勧めです。
□コルセットミュージアムへの問い合わせ コルセットミュージアムには購入前の相談フォームが設置されており、症状にあったベルトやコルセットの紹介もしてくれます。また、その他に気をつけるべきこととして、勤務中腰に負担がかかったなと感じたらストレッチをするようにしましょう。屈伸や足を伸ばす運動も効果的です。筋肉の緊張も腰痛の原因となりやすいので、運動やストレッチをこまめに行うだけでも有効です。