心の病気の原因はストレス

看護師だからこそ病気に気を付けよう
看護師だからこそ病気に気を付けよう

体調管理法と病気の予防法

ストレスが心の病を引き起こす

ストレスが心の病を引き起こす

ストレスと病気

ストレスと病気

看護師がかかりやすい病気の種類には、ストレス性の病気が多く含まれます。人間の身体は様々な神経が各器官をつなぐ構造をしていますが、その中でも特に重要なのが自律神経です。この自律神経には交感神経と副交感神経があり、交換神経は集中や緊張、副交感神経はリラックスやゆとりなどを司ります。人体はこの2つの神経のバランスによって成り立ちますが、ストレスはこのバランスを崩し緊張状態を保つための交感神経が常に優位な状態になってしまうので、精神と身体に大きな悪影響を及ぼし様々な病気の原因となってしまうのです。

ストレスの多い看護師の仕事

ストレスの多い看護師の仕事

そして看護師の仕事はとてもストレスの溜まりやすい仕事です。まず患者の命を預かっているという責任が重い仕事ですし、想像以上に体力も使います。また看護師の仕事は同僚の看護師や医師とのチームワークが大切になりますが、チームでの仕事はどうしても人間関係のストレスの原因になってしまいます。またいくつかのドラマや漫画などでも取り上げられていますが、病院内は医局といわれる医師の派閥が存在している場合が多く、その派閥間の権力闘争などもあるので一般の会社以上に人間関係で揉めやすい土壌があります。
加えて、まだまだ看護師は女性の多い仕事なので女性の世界特有の人間関係の悩みもあるでしょう。

うつ病

うつ病

ストレスによる病気は様々なものがありますが、特に多い病気は心因性の病気でしょう。例えばうつ病です。特にこの病気はまだ看護師になりたてで、現場のことや自分の仕事のことがよく理解できない状態の時に多いかもしれません。度重なるストレスや上手く仕事ができないことによる自己嫌悪によってストレスを抱えすぎてしまい、精神の平衡を崩してしまいやすいのです。
なお極度に物事へのやる気が起きず、身体を動かすことも難しくなってしまうのがうつ病の怖さです。特に思いつめやすい人ほど頑張りすぎてこの病気にかかりやすいので、気軽に周囲に相談する癖をつけると良いでしょう。

パニック障害

パニック障害

もう一つ、ストレスによってかかりやすい心因性の病気がパニック障害です。うつ病が心身のエネルギーが低下し動けなくなってしまうような病気だとしたら、逆にこの病気は極度のストレスによる混乱によって、身体も精神もおかしな動きや反応をしてしまう病気といえるでしょう。急な動悸や目眩、発作などが主な症状になります。この病気の怖い点は初めのうちは症状が数分から数十分で治ることです。そのためあまり深刻に受け止めないのですが、癖になりやすいので早めの治療が望まれます。